Väv 2017 i Växjö 21-23 september
3年に一度スウェーデンのどこかで行われる織りの祭典 Vävmässa(ヴェーヴメッサ)
今年は南部スモーランド地方のVäxjö(ヴェクシェー)で。
前回2014年は北部Umeå(ウーメオ)だったので、9月後半に北部でというのはなかなか行きにくかったと思います。
わたしは20年前に家族でVäxjoに旅行で来ていて、手工芸学校セーテルグレンタン夏の織りコースでの友達が一人住んでいるので、これは行かなくては!と思いました。
前々前回のLeksand(レクサンド)ヴェーヴメッサにも行きました。それは特別な雰囲気がありました。というのは手仕事の故郷と言われるほど昔から手仕事が盛んで今も残っている地域だからです。スウェーデンの人も休暇に行きたいダーラナ地方なので、参加者はとても多かったのではないかしら。
Vävmässa開催前夜に会った友達アニカの話しでは、スモーランド地方でメッサが行われるのは初めてで、あまり人が来ないのではないか・・ということでしたが。
ちょっと寂しい昼の会場入り口
21日(木)ヴェーヴメッサは町のイベント会場で9時オープン。
私と同行のMさんはこの日一日しか Växjöにいられないので、朝一にメッサ会場に入ります。
8:30に Växjö駅前でバスに乗りました。ほかにも Vävmässaに行くに違いないおばさんたちが乗っています。
一つ目のバス停でAnn-Mari Nilssonが乗ってきました。みんな気付いているようですが、すぐ近くだったので話しかけました。“東京の吉祥寺でみんなとお食事したの覚えていますか?“その時のことは覚えているようでした。Vävmässa では、新しい編み物の本を紹介するのよ!ということ。
ホテルに荷物を置くためにメッサ会場より手前で降りていきました。入れ替わりに麻織物クラスボルスのデザインで有名なIngela Berntsson(インゲラ・バーントソン)が乗ってきて、降りたAnn-Mariがインゲラ!と声をかけていました。
出だしからスターが次々と現れてさすが大イベントと思います。
ほぼ9時にメッサ会場入り口に到着。
当日券にも、ネット購入済み入り口にも、10mくらいの列がある。でもLeksandと比べると少ない。
列への案内をしていた女性は、4年前に東京に手仕事ツアーに来た織りの先生だ。Hej!とあいさつ。
当日券窓口に並ぶと後ろからLenaが来る。高校の家庭科の先生で、今回は学校のブースを出している。忙しそうだけれど、次々と講演を聞くそうだ。「布」の須藤玲子さんの講演も。
入場券を180sekで買ってスムーズに会場に入る。
入ってすぐのところに作品が展示されている。でもゆっくり見るのは糸を確保したあとからね。
空いているうちに,CLB(Blomqvist Nordiska)のブースで糸を見る。
CLVのブース
予定の綿糸、綿麻糸を購入して取り置きしてもらう。価格はネットで買う時は綿麻250g-126sekこれが→95sekと安くなっていました。単純に計算して250g巻きを八個買ったら248sek得した。入場料分は稼いだわ!
それにネットで購入すると送料がものすごく高いので、重くても頑張って運ぶつもりで買いに来ました。
でもね、すでにストックホルムで友達の旦那さんに「スウェーデン語の勉強になるから!」と2kgくらいある分厚い装丁本をいただいてしまったし。どこまで重くなるでしょうか。
日本のスピニングパーティーでもそうですが、欲しい糸や道具が会場で揃うというのが嬉しい。
綜絖通し、紐通しなども買えました。
思いがけず嬉しかったのは、サイトをいつも見ている編み物用糸を染めてキットなども販売している「tantkofta」(タントコフタ=カーディガンおばさん)がブースを出していたことです。まだ空いているうちに行ってみたらお話しができました。
「あなたのサイトの編み方を友達と一緒に読んだのよ」と話すと「教材になるなんて、すごいわね!」と答えてくれました。糸を触ってみると、北欧の糸にしては柔らかくていい感じ。Instagramに写真を載せていたポーランドのアンティークボタンを購入。ご本人は見たとおりのおおらかで明るい方でした。
tantkoftaのソックス・キットがあります
Östergötlands Ullspinneri(オステルヨートランド羊毛紡績)の隣にAnn- Mari Nilssonが座って編み物をしながら新出版の編み物の本を紹介している。わたしは「4枚綜絖で織る」本を購入してサインをいただく。
買い物は終わったので会場をぐるりと見て回る。
素晴らしい作品を見ながら歩く。インドツアーでご一緒したスウェーデン人マダムが急ぎ足で通り過ぎた。
みんなヴェーヴメッサに来るのよね。
まだ午前中が終わっていないけれど、 Växjöの町を見たいので会場を後にする。
帰りはStoragatanに敷いてある裂き織マットを見るために歩いて行く。
この地域のヘムスロイド協会の関係者が協力して328mのマットを織ったそう。もちろん繋いだわけですが。
長―いマットはこのあと小さく切って販売する。収益はチャリティーに回すそうです。このことは前日一緒に夕食を食べた友人の友人に教えてもらいました。この日の朝5時にみんなで路上にマットを広げたはずです。町の中で広がるマットはとてもきれいでした。
こうしてわたしのヴェーヴメッサはたった半日で終わりました。
今年は南部スモーランド地方のVäxjö(ヴェクシェー)で。
前回2014年は北部Umeå(ウーメオ)だったので、9月後半に北部でというのはなかなか行きにくかったと思います。
わたしは20年前に家族でVäxjoに旅行で来ていて、手工芸学校セーテルグレンタン夏の織りコースでの友達が一人住んでいるので、これは行かなくては!と思いました。
前々前回のLeksand(レクサンド)ヴェーヴメッサにも行きました。それは特別な雰囲気がありました。というのは手仕事の故郷と言われるほど昔から手仕事が盛んで今も残っている地域だからです。スウェーデンの人も休暇に行きたいダーラナ地方なので、参加者はとても多かったのではないかしら。
Vävmässa開催前夜に会った友達アニカの話しでは、スモーランド地方でメッサが行われるのは初めてで、あまり人が来ないのではないか・・ということでしたが。
ちょっと寂しい昼の会場入り口
21日(木)ヴェーヴメッサは町のイベント会場で9時オープン。
私と同行のMさんはこの日一日しか Växjöにいられないので、朝一にメッサ会場に入ります。
8:30に Växjö駅前でバスに乗りました。ほかにも Vävmässaに行くに違いないおばさんたちが乗っています。
一つ目のバス停でAnn-Mari Nilssonが乗ってきました。みんな気付いているようですが、すぐ近くだったので話しかけました。“東京の吉祥寺でみんなとお食事したの覚えていますか?“その時のことは覚えているようでした。Vävmässa では、新しい編み物の本を紹介するのよ!ということ。
ホテルに荷物を置くためにメッサ会場より手前で降りていきました。入れ替わりに麻織物クラスボルスのデザインで有名なIngela Berntsson(インゲラ・バーントソン)が乗ってきて、降りたAnn-Mariがインゲラ!と声をかけていました。
出だしからスターが次々と現れてさすが大イベントと思います。
ほぼ9時にメッサ会場入り口に到着。
当日券にも、ネット購入済み入り口にも、10mくらいの列がある。でもLeksandと比べると少ない。
列への案内をしていた女性は、4年前に東京に手仕事ツアーに来た織りの先生だ。Hej!とあいさつ。
当日券窓口に並ぶと後ろからLenaが来る。高校の家庭科の先生で、今回は学校のブースを出している。忙しそうだけれど、次々と講演を聞くそうだ。「布」の須藤玲子さんの講演も。
入場券を180sekで買ってスムーズに会場に入る。
入ってすぐのところに作品が展示されている。でもゆっくり見るのは糸を確保したあとからね。
空いているうちに,CLB(Blomqvist Nordiska)のブースで糸を見る。
CLVのブース
予定の綿糸、綿麻糸を購入して取り置きしてもらう。価格はネットで買う時は綿麻250g-126sekこれが→95sekと安くなっていました。単純に計算して250g巻きを八個買ったら248sek得した。入場料分は稼いだわ!
それにネットで購入すると送料がものすごく高いので、重くても頑張って運ぶつもりで買いに来ました。
でもね、すでにストックホルムで友達の旦那さんに「スウェーデン語の勉強になるから!」と2kgくらいある分厚い装丁本をいただいてしまったし。どこまで重くなるでしょうか。
日本のスピニングパーティーでもそうですが、欲しい糸や道具が会場で揃うというのが嬉しい。
綜絖通し、紐通しなども買えました。
思いがけず嬉しかったのは、サイトをいつも見ている編み物用糸を染めてキットなども販売している「tantkofta」(タントコフタ=カーディガンおばさん)がブースを出していたことです。まだ空いているうちに行ってみたらお話しができました。
「あなたのサイトの編み方を友達と一緒に読んだのよ」と話すと「教材になるなんて、すごいわね!」と答えてくれました。糸を触ってみると、北欧の糸にしては柔らかくていい感じ。Instagramに写真を載せていたポーランドのアンティークボタンを購入。ご本人は見たとおりのおおらかで明るい方でした。
tantkoftaのソックス・キットがあります
Östergötlands Ullspinneri(オステルヨートランド羊毛紡績)の隣にAnn- Mari Nilssonが座って編み物をしながら新出版の編み物の本を紹介している。わたしは「4枚綜絖で織る」本を購入してサインをいただく。
買い物は終わったので会場をぐるりと見て回る。
素晴らしい作品を見ながら歩く。インドツアーでご一緒したスウェーデン人マダムが急ぎ足で通り過ぎた。
みんなヴェーヴメッサに来るのよね。
まだ午前中が終わっていないけれど、 Växjöの町を見たいので会場を後にする。
帰りはStoragatanに敷いてある裂き織マットを見るために歩いて行く。
この地域のヘムスロイド協会の関係者が協力して328mのマットを織ったそう。もちろん繋いだわけですが。
長―いマットはこのあと小さく切って販売する。収益はチャリティーに回すそうです。このことは前日一緒に夕食を食べた友人の友人に教えてもらいました。この日の朝5時にみんなで路上にマットを広げたはずです。町の中で広がるマットはとてもきれいでした。
こうしてわたしのヴェーヴメッサはたった半日で終わりました。
2017-10-02 17:57
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コメント(5)
詳しいレポ 有難うございます(^^)/
お陰様で かなり行った気分に浸っております。
セーテルグレンタン手工芸学校へ行かれてことがあったんですね~
憧れの学校です。
宿舎に泊まってクラフト三昧の暮らし・・・・いいなぁ~
ただ・・・私の場合・・・語学が・・・なぁ・・・(;_;)
また記事へのリンク 付けさせて下さい<(_ _)>
by 志乃 (2017-10-03 10:54)
志乃さま
コメントありがとうございます。
ヴェーヴメッサに行った気にならないで、目指してみたらいかがでしょうか。材料はとにかく揃いますよ!
わたしはオステルヨートランドの糸を買うの忘れましたよ。
目の前に揃っていたのに・・・・
セーテルグレンタンも目標ですね。
言葉がわかるか、織りがよく分かれば大丈夫!
と言われましたよ。
どちらでも目標にするのだわ!
他の旅行の情報はこれからゆっくりまとめますね。
そっちのほうが盛沢山だったので♪
by M (2017-10-03 21:41)
目指してみる。。。目標にする。。。。
ナルホド。。。。
Mさまのアドバイスで なんだか元気が出て来ました
一つ教えて下さいませ
手工芸学校はスウェーデン語が出来ないと不可なんでしょうか?
お手数をお掛け致します<(_ _)>
旅行レポ 楽しみにしています(*^^)v
by 志乃 (2017-10-04 06:23)
志乃さま
わたしが参加した「経験者 2週間織りコース」では座学の時間が「織りについて」「色の作り方について」とけっこうしっかりありました。それはスウェーデン語で行われました。6人参加でスウェーデン人4人、ノルウェー人1人、日本人1人でした。
たぶん初めから「ムンカベルテを織る」とか決まっていて、1週間のコースだと座学はあってもほんの少しではないかとおもいます。
織りがわかるなら、先生がなにか話して、パーっとみんなが動いて、様子を見ていたらわかる・・・という感じではないかと思います。個々の動きについては先生が英語でフォローしてくれると聞いています。全体の座学は英語ではやってくれないみたい。
セーテルグレンタンは経営が厳しいと聞いています。前からそうですが、日本人の参加者は経営的には歓迎らしいです。スウェーデン人だと教育の一環として国の費用で自己負担なしの人がけっこう多いようでした。すでに教育が終わって年の行ったおばちゃんたちは自費ですけどね。
問い合わせてみるのが良いと思います。
ホームページは英語表記にも一応できるようになっていますよ!
一番大変なのは、最寄りの駅からどうやって現場にたどり着くか!みたいなことです。
Insjo:n(インショーン)という駅で降りて、タクシーは居ない。電話してもすぐ来られるとは限らない。
だから前もって学校に「どうやってたどり着けばいい?」と連絡しておく必要があります。
まあ、足があるから歩いて行ける!
という話しもありますが、初めての場所で森というか山の中にどんどん入っていくのは無理ですよ。
口に出して求める! と返事は案外親切だったりします。
求めよ! されば開かれる! ん?
by M (2017-10-04 10:51)
詳しいお話が聞けて大変参考になりました。
有難うございます。
やはり講義はスウェーデン語ですよね(^^;)
でも 英語しか出来なくても 受け入れないってコトではなさそうなので
後は 自分次第!ですね
インターネットのある現在 やる気さえあれば 昔と比べて なんでもハードルは低くなっている訳で・・・
あぁ それなのに それなのに
私はせっかくの機会を 活かせてないわぁ
ご親切なコメント 本当に有難うございました<(_ _)>
by 志乃 (2017-10-04 17:36)